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| Locandina | Fotobusta | Japanese Poster |
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| IT 45 Cetra SP1314 | JA 45 Seven seas HIT 1396 |
| 英語題名 | Massacre Time / Brute and the Beast |
| 監督 | Lucio Fulci |
| 脚本 | Fernando Di Leo |
| 撮影 | Riccardo Pallottini |
| 音楽 | Lallo Gori |
| 出演者 | Franco Nero, George Hilton, John MacDoglas, Nino Castelnuovo, Lynn Shayne, Tchang Yu |
| 真昼の用心棒 |
【ストーリー】 砂金取りで稼ぐトム・コルベット(フランコ・ネロ)は、知人のキャラダインから帰郷を促す手紙をもらい、町へ戻る。だが、兄弟のジェフリー(ジョージ・ヒルトン)が持っていた牧場をはじめとする町中のすべての権利は、実力者スコット(ジョン・マクダグラス)に握られていた。スコットの息子ジュニア(ニーノ・カステルヌォーボ)は、正気を失った殺人狂。トムの目の前で平然と人を撃ち殺す。酔いどれになり果てたジェフリーと再会したトムは、ジェフリーとお手伝いのメルセデスから、すぐに町を出ていくよう勧められる。そのうち、トムは妙なことに気が付いた。スコットの一味とトラブルを起こしても、彼らはなぜかトムを殺そうとしないのだ。いぶかるトムは、キャラダインを訪ねたが、そのさなかに何者かに襲われた一家は皆殺しに遭った。 ジェフリーの助けでスコット邸にたどり着いたトムだったが、わけを聞く前にジュニアの鞭で半殺しの目に。ジェフリーの家でも、凶弾にメルセデスが倒れた。怒りに燃える兄弟は、再びスコット邸を目指す。トムの前に現れたスコットは、トムが自分の息子であること、財産をトムに譲る旨を伝える。そのために、キャラダインを使ってトムを呼んだが、妨害を画策したジュニアによって、真実を知るキャラダインやメルセデスは殺されたのだ。そのスコットも突然のライフル弾に命を落とす。 トムとジェフリーは、ジュニアがひそむスコット邸へなぐり込み。一味を皆殺しにする。残ったジュニアは、実の兄トムを渡り廊下から蹴落とそうとして、自分が転落する。その瞬間、平和の白いハトが舞い上がり、エンディング。 【解説】 後に欧州ホラームービーの大家として名を馳せる、若き日のルチオ・フルチが監督。登場人物の感情をダラダラ引っ張らない、ドライな演出が速いテンポを生んでいます。川の流れに、セルジョ・エンドリゴの歌う主題歌がかぶさり、タイトルが浮かび上がるオープニングのカッコよさは、あまたのマカロニ作品と比較しても秀逸です。 カルロ・シミの衣装に身を包んだ主要キャラクターたちは、いずれもスクリーン映えする精悍さを備え、ダークでクールなネロの魅力、敵を殺す前に必ず発する「Hey,Gentlemen!(おーい、旦那方)」の名台詞を生んだヒルトンの剽げた腕利きぶり、カステルヌォーボの狂乱など、俳優の個性が十分に発揮されています。 クライマックスのジュニア一味との銃撃戦は、一発の音量がただでさえ太く大きくつくられた銃声のオンパレードです。ネロがベランダから室内に飛び込んで複数の敵を倒すシーンでは、一丁のリボルバーから10連発のサービス(!?)。相手が隠れているテーブルに馬車をぶつけ、空中回転して後ろから敵を皆殺しにする「大回転ワゴン撃ち」など殺しの見せ場が満載です。ネロとヒルトンは、撃たれて倒れている相手へさらに容赦なく弾をブチ込んだり、至近距離からどてっ腹に連射したり、馬を取りに出てきた悪党に2人がかりであらん限りの銃弾を浴びせたりと、主人公とは思えぬ残虐な殺しぶりに、フルチのシュミがすでに遺憾なく表れています。ヒルトンがハトを撃とうとするのをネロに止められる最終幕など、「おいおい。復讐のために戦ったんじゃなくて、お前も殺人狂の趣味で、人殺しをしたのかあ」と突っ込んでしまいそうになります。 実はこのような部分が、本作の最大の問題点です。俳優の個性は立っているが、キャラクターに深みがまるでないからよく分からない。一番理解できないのは、トムがどのような経緯でスコットの元を離れ、ジェフリーと兄弟として暮らすようになったのか、というストーリーの根幹部分がまるで描かれていないため、観客はいつまでたっても消化不良のまま。コメディ・リリーフとして登場させた中国人(チャン・ユー)も、後半は完全に画面から消えうせ、前半の大活躍は何だったのか、と観客をいぶからせます。 スターたちの個性、アクションと殺しの技術は最高。しかし一方で、登場人物の背景が薄く、話の基本である人間ドラマ部分をきちんと描けない(描かない?)。「真昼の用心棒」はよくも悪くも、マカロニウエスタンというジャンルの典型だと言えるのではないでしょうか。 【音楽】 え〜、ラロ・ゴリです。ゴリではありますが、このゴリは当たりのゴリです。 あれだけインパクトの強烈な主題歌が先にあって、後はその曲を場面に合わせてアレンジを変える編曲をしなさい、と言われたのでしょうか。元々使い回しを得意とする作曲家だけに、これだけで仕事の大半は終わったようなもんです。でも、それがいちいち画面とマッチしている上、音楽だけで聴いても、かなりいいです。もっとも、最大の功績はこの主題歌ですね。初めと終わりに一回ずつかかったら口ずさんでまう名曲です。カンツォーネのスター、エンドリゴがこんな作品の歌をつくり、歌ったのも、本作が当時のマカロニブームの渦中に制作されたからでしょう。 |
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7/29/2000