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*** 代書屋活用のユーザー車検体験記***

(1)検査の予約 (2)車検を受ける準備 (3)車検場到着 (4)書類作成 (5)いよいよ検査ライン (6)あとがき


--- はじめに---
デリカ・バン4WDの車検を受けました。('00.12.4 )
今回は3度目(3年目)の車検です。今までとは違う車検場(神奈川・相模)で受けました。
初めての車検場である事から、初心に返り代書屋(行政書士)の世話になるユーザー車検にトライしました。
軽自動車まで入れると、既に4回ものユーザー車検を体験しましたが、初めての土地となると心細く
書類の提出の仕方や検査場の事等、分からない事があれば教えて貰える良きアドバイザーの知人をも得るために
代書屋さんのお力を借りしようと思いました。
初めてユーザー車検に挑戦される方には、負担の大半を占める書類作成と、車検場に知人を作る意味でも(精神的な支え)
代書屋さんのお力を借りする事をお勧めします。(検査不合格個所があれば、テスター屋他の紹介も期待出来るのでは)
今回は、不合格個所は有りませんでしたので必要は有りませんでしたが、質問出来る人が居ると思うだけで気丈でした。

それでは、今回の体験を報告します。
下掲したのは、前々日の土曜日に所在位置の確認に出かけた時に撮影した写真です。

< 事務所 >

< 車検場入口 >


左上の写真,左から"自動車税管理事務所(薄茶)","自動車会館(薄黄)","自動車検査登録事務所(白)"
右上の白い建屋が検査ラインです。


(1) 検査の予約
電話にて 検査時間の予約。三河地区での予約と同様 コンピューターで受付けています。
そこで、ガイドブックに載っていた検査登録事務所( 相模検査登録事務所:046-285-0085)へ電話し、
予約コンピューターの電話番号を教えてもらいました。(046-285-1511)
さっそく、余裕を見て、予定日の10日前に電話。しかし、受付ているのは一週間前から前日まで
日を改めて、多くのユーザー車検利用者の集中しそうな月曜日の午前中を一週間前に予約しました。


(2)車検を受ける準備( 保険・前整備・点検 )
@ 自賠責保険
必要な証書は 自動車税納付(済)書( 本年度分の振り込みに使用した物 )と自賠責保険証です。
自賠責保険の申し込みに、JAへ行って来ました。自賠責保険料は12ヶ月分で 15,750円でした。
A タイヤチェック
残溝量のチェックは勿論、エアー圧も、運転席ドアを開けたボデー側ピラー部に記載されているエアー圧を参考に
左右差が 0.1Kg/p2以内になる様に調整しました。
前検査で検査官が目視点検されている様です・・・指摘されない為にも・・・
Bエンジンルーム洗浄
主にウエス(ぼろ布)での拭き取り清掃、
エンジンのヘッドカバー 車体番号プレート付近を主に、目の見える範囲を拭き取り清掃しました。
車検の際に車体番号の確認をするため必ず見られる所です。印象を良くするためにも必要と思います。
Cバッテリー液量、冷却水液量 チェック
Dファンベルト張り具合チェック
Eウインドウォッシャー液量 ・・・三河の前検査で噴射チェックの指示を受けた事も有る・・・
         ウインドウォッシャー液を満タンに補充しました。
F発煙筒チェック(有効期限チェック)
Gホイールキャップ取外し
Hランプチェック
  今回は引っ掛かればテスター屋と腹をくくって省略したヘッドランプの光軸の調整と
  ターンランプ、ブレーキランプ等のチェックが有りました。
  こちらは、知人に見てもらったブレーキランプの点灯確認以外は独力でチェック出来ました。
I洗車、ワックスがけ
近くにコイン洗車場を探しましたが、見つかりませんでした。
本当は、下回りを重点的に洗車するつもりでしたが、見送らざるをえませんでした。
幸い、タイヤ、ホイールハウス内を覗いてみましたが、さほど汚れていませんでした。
外回りはバケツ一杯の水で洗車し、その後念入りにワックスがけを行ないました。

又、チェックシートの作成は 前回は車検場で配布されたシートに記入して提出した事を思い出し
今回は車検場でと思い作成しませんでした。



(3)出発 ( 車検場にて )
2万円+α と認め印を持って出発。( 重量税は13,200円 と 検査料 1,400円 +代書手数料 から算出 )
朝、7時40分に出発、途中、勤務先に立ち寄り車検場着は9時ごろ。 下見の際、決めていた建屋の前に駐車して 一息、
この車検場には建屋が3棟あった。(検査ライン以外に)

自動車税管理事務所 自動車会館 自動車検査登録事務所
自動車税管理事務所

自動車会館

自動車検査登録事務所

   行政書士事務所 (4)書類作成 ( 代書依頼他 )
@代書依頼
 さっそく、下見の際に目をつけておいた“代書屋”を捜した。
自動車会館の前に少し古い小さな幟がたっていたので、
中に有るものと思っていたが、宛てが外れた。
検査場の外、入り口の道路を挟んで向かい側にも有ったが、
どうせなら場内の“代書屋”を利用したかった。

見つけたのは、自動車会館の側面、自動車検査登録事務所側に有った。
戸を開けて入っていくと、作業されていたのは、女性が二人だった。

事務所内  「 お願いします。」 用意した車検証と、
自賠責保険書、印鑑を出した。
横にあるワープロにデータをインプットしてくれた。
2、3分で印字された用紙がアウトプットされ、
押印して渡された。
  「 900円になります。」
 料金の900円を支払いながら質問、
 「 これをどうすればいいですか?」
 「 建物の納税窓口で納税し、
この建物の窓口で検査手数料を支払った後、
こちら(左側)の建物の窓口で申し込んで下さい。」


この時点までの所要時間は、約10分 これまでの経験からすると、 この段階で7割は終了した事になる。
下回りの洗車をしていない事や光軸の確認調整を行なっていない事が気がかりではあるが、
  ダメでも出直せばいい、話のネタになるとの開きなおりから気を取り直して、隣の建物の納税の窓口へ歩きだした。

D本館窓口へ
別の出入り口から入ると窓口カウンターの横を通り、10mほど歩いて隣の建屋(自動車税管理事務所)へ

窓口で13,200円の収入印紙を購入、用紙に貼付し隣の建屋へ向かった。

検査費の印紙(1400円)を窓口で購入し、用紙に貼付した。
以前に用紙の順番を整理する様に指示されたのを思い出し、近くの表示を参考に並び替えていると、
「混んでいない時は、並びかえさなくて良いよ。」
と係官が言ってくださった。
納税窓口


**** ここまでくれば8割終了 ****

さあ次は、いよいよライン検査だ。
チェック後の書類をクリップでまとめて、車へ向かった。
車に書類を置くと、検査ラインの入口の近くへ歩いて行った。
取り合えず、実際の状況を見てみようと思っての事だったけれども
検査中の車が無い、検査官はいたので休憩時間中という訳では無かった。
最近は持ち込み検査を受ける車両数は大分減っている様。

車に戻るとイメージトレーニング
車で検査ラインの入口へ行って、検査官に声をかけて...。
超初心者を装って、検査を受けよう。と考え、車を動かした。

(5)いよいよ検査ラインへ @・前工程(ラインに入る前の目視点検) 愛知県同様、お決まりの点検、助手席下のエンジンルームの目視点検に始まり、
検査ライン入口

ブレーキランプ、ターンランプ、ハザード(パーキング)ランプの点検、 そして外回りを一周(タイヤ等の点検をしている?) チェック票に押印して貰い次の工程へ A・1工程 ラインの始めの工程へ進む様に指示が有り、ゆっくり前進。 サイドスリップテスターを通過すると、 フロントのブレーキチェック 掲示板のランプ表示に合せ、ブレーキを踏んだり離したり、 掲示板に ○印 そして 前進の指示、 ゆっくり前進し、今度は後輪をローラーの間のエジェクターに合せた。 フロント同様ブレーキペダルを踏んだり離したりの リアのブレーキテスト、 続いて、掲示板に駐車ブレーキの指示、パーキングブレーキを力一杯引いた。 掲示板に ○印 この工程の最後はスピードチェック 掲示板の指示に従って、時速40Kmまでゆっくり加速し、 運転席のまど付近に用意されたスイッチを時速40Kmになる直前に押した。OK! これでこの行程は終了。チェック票に印字して 次の工程へ進む B・2工程 光軸テストを受ける。 ハイビームにし掲示板の判定を待つ。 ○印が出たので、チェック票に印字して 次の工程へ 気持ちがハイになってしまって、排ガス検査を忘れてしまっていた。 C・3工程 ピットの上に車を移動させる。 ブレーキを踏んで、の声。 前と同じ、しめしめと思っていました。 ・再検査 ようやくチェックが終わり、少し前進して窓口へ 「 君、排ガスチェックが出来て無いね。」 と言われ、 「 あちゃ、やってしまった 」 「 すいません、排ガス検査を忘れていました。」と少し落胆していると、 「 もう1度、廻って受けてきなさい。」と助け舟。 お言葉に甘えて、すぐに前工程へ、検査官に声をかけ、 「 すいません、排ガスチェックを忘れていたので、もう一度受けさせて下さい。」 ゆっくり2工程まで直進し、排ガス検査のセンサーを排気管にセット検査OKを待って、 チェック票に印字し先程の検査官のところまで進む。 「 先程はすいませんでした 」と一式を提出すると、押印して下さり 「 向こうの窓口へ 」と教えてくれた。 窓口とは事務棟の窓口の事で、愛知県の時の様に検査ラインに有る窓口では無かった。 「 ああ やっと終わった 」 完了した訳では無かったけれど、9分9厘終わった感じがした。 車をライン裏の駐車場へ留めると、書類一式に目をやった。 「 いよいよ これで完了だ 」 自分を鼓舞すると、事務棟本館の窓口へ進んだ。
手続き窓口

D・最終手続き これで終了とばかりに、窓口の担当官に書類を提出した。 書類をチェックして一言、 「 チェックシートは? 」 こうたづねられて、最後の最後にドキッ(ここまでがとんとん拍子だったせいか) ( 「 ここでは、用紙が配布されませんでしたから。」と答えそうになりましたが、) とっさに車検証入れを捜すふり、 「 すいません。チェックはしたのですが、忘れました。」 ( 我ながらの知能犯?嘘は言っていない。) 「 まあいい 」と言われたかどうか、  とにかく、車検証と新しいシールを受け取る事が出来た。 最後の最後の10〜20秒に緊張があった。


時計を見ると、もうすぐ10時、到着してから およそ1時間たった事になる。
今日は午前中しか休暇を出していなかったが、午後には悠々間に合った。


完了 !!



(5)あとがき
行政書士事務所  はじめに、でも触れましたが、ユーザー車検に挑戦てみたいけれど、
文書や試験場内の地理、テスター屋、自賠責保険等が、不安で尻込みしている方には、
代書屋(行政書士)に代書を依頼される事をお勧めします。(教えて貰えます)
今までに3個所の車検場に行った事が有りますが、何れも場内に有りました。
万一、解からなかったら、窓口で聞いてみても良いのでは?

 車検を終えて思う事は やはり、
普段、問題なく走れている車が、車検をパスしないはずは無い。
車検は不具合がなければ、合格して当然。この当たり前が真実である事を感じさせられました。

おわり

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