ジンとは

トウモロコシ、大麦、ライ麦などの穀物から作った蒸留酒のことであり、 薬用としてオランダで生まれた。 ところが、シルビィウス博士の処方があまりにも美味しかったので、 人々が飲み出して酒として定着してしまったのである。

 アル中続出

ジンは、オレンジ公ウイリアムがイギリス王位に就くと共にイギリスに渡った。 王が国産のスピリッツを奨励したので、過剰な穀物在庫に悩んでいた地主階級に歓迎され、 ジンの生産が盛んになり、庶民に広く飲まれるようになった。
この時代は、『ジン・エラ』の別名があるほどジンが過飲され、現在の20倍の消費量があった。 男は仕事をやらず、女は家事や育児を放棄して飲んだくれ、中には女房を質に入れてまで ジンに溺れる男も続出した。

 ロンドン・ドライ・ジン

オランダからイギリスに渡ったジンは、ジュニパー・ベリー(杜松のみ)の爽快なフレーバーと、 切れ味の良い口当たりで瞬く間に全世界に広まっていった。今では、ドイツ、イギリス、アメリカ、 カナダなど世界各地で味と香りを競い合っている。

 カクテルの王様

ジンは、カクテルのベースとしても重宝されている。ギブソン、ジンリッキー、シンガポールスリングなど、ジンから生まれたカクテルは数知れない。その中でも、『マティーニ』はカクテルの王様と 呼ばれ、さまざまなレシピと飲み方があると言われている。

 見てるだけ〜

『マティーニ』は、ドライジン5に対し、ドライベルモット1程度で作るのが一般的であるが、 通になってくると、どんどんベルモットの割合が減っていき、10対1や20対1と言った、 よりドライな味を好むようになるようである。さらに進むとベルモットの香りを嗅ぎながらジンを 飲む人や、文豪ヘミングウェイのようにベルモットのボトルを眺めるだけでジンを飲むといった レシピを持つ人もいる。究極は、ベルモットのビンを想像しながらジンを飲むと言った人であろうか。 兎に角、皆ジンが好きなのである。


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