カルカッタの空港でとにかく、帰りの国際線のリコンファームをしなければいけません。国内線と国際線のターミナルが隣接しているのでとりあえず、国際線のターミナルに入場料を払って中に入ると国際線は夜間発着なのでシンガポール航空のオフィスは締まっていて電話番号が書かれていました。公衆電話のかけ方がわからないので売店のおじさんに尋ねるとお店はそっちのけでお金も両替してくれて、電話はかかりにくいからと電話番号を見てつながるまでやってくれました。航空会社は予約がキャンセルになっていると言いましたが、デリーでもガウハーティーでもコンピューターのトラブルでリコンファームできなかったと泣きそうになりながらしつこく訴えると了解してくれ、リコンファームは終了しました。お礼のかわりに売店で日本でも有名なダージリンの茶園の紅茶を買いました。
プリペイドタクシーのことはすっかり忘れていたので、ターミナルの外のタクシーに料金を確認してすると100ルピーだと言われました。ホテルまで1kmなので高いと思いましたが、人と約束があるので乗っていくと降りる時に一人につき、100ルピーだと言います。頭に来たので、こんなに近いのに騙されないと言いあっていると”山口さんか?”とたどたどしい英語で尋ねるおじさんが来たので、タクシーは100ルピーであきらめて走り去りました。慌しくチェックインを済ませて、ロビーに戻るとエアコン付の車で約束の知人に会いに行きました。

今回の旅の中で一番快適な車です。インド人らしく我勝ちにクラクションを鳴らして走る道をちょっと恐いなと思いながらぶっ飛ばして行きました。
相手はメールでしか付き合いが無かったので、びっくりするお金持ちで、夜はパークホテルという帝国ホテルのようなぴかぴかに掃除が行き届いたホテルのレストランでご馳走になりました。ここのメニューは他所の10倍くらい高いのですが、ダージリンを注文して出てきた紅茶がドアーズで不味かったので、インド人と3人で怒ってしまいました。ここには土曜日だけディスコが開くそうです。BWMも見ました。

1995年に訪れた時は一日中街中に突っ立って、ぶらぶらしている失業者や物乞いが多く、町はゴミだらけでした。信号も2つくらいしかなく、町のあちこちで自動車と電車の事故もあり喧騒の町という感じでした。その頃と比べると信号が増え、交差点には交通整理の警官も立ち、交通事故を見かけませんでした。ぶらぶらしている人や物乞いも減りました。随分豊かになったようです。選挙のポスターや横断幕を見ました。
6月18日(日)ホテルのフロントに前夜頼んでおいた無料のタクシーで空港に行きました。またウンザリするセキュリティーチェックを受け、待ち時間に売店で缶入りの紅茶を買ったところ、それは手荷物で機内に持ち込めないと言われました。ナイロンの手提げに入れたまま荷物室用の荷物として手続きをしなおしました。そして、朝早い便でムンバイ(ボンベイ)に向かいました。ムンバイの空港は国内線と国際線が離れています。国際線の登場券を見せると国際線のターミナルまで無料のバスで送ってくれます。ストレスの多いタクシーに乗らないで済むのはありがたい限りです。ターミナルから外に出るとポーターやらタクシードライバーがうるさいのでバスが到着するまでターミナルの出口で待っていました。
ムンバイの空港では、今夜遅い便でシンガポールに向けて出国するので、荷物や町までのタクシーの乗り方など空港の管理官に質問に行きました。荷物は手荷物あずかりに預け、タクシーで2時間の半島の先端部の街まで行けばよいといわれましたが、”デリーでも、ガウハーティーでも、カルカッタでも、タクシーの運転手に騙されたので、長時間タクシーに乗りたくないので、もっと空港から近い繁華街でお土産の紅茶を買いたい”としつこく言い張ると、町の名前と紅茶屋の名前を書いてくれ、所要時間を教えてくれました。スーツケースを預け、プリペイドタクシーのカウンターで料金を払い、タクシーに乗りこみました。でも、この運転手も道を間違えて50ルピー余分に払えと言い張ります。わざと間違えてるのは明白なので”高すぎるのでそれは払えない”と言い続けていたら、追加30ルピーで諦めて走り去りました。
ヴィーレ・パレ駅の周囲は活気に満ちた文字通りの繁華街になっています。果物や野菜の屋台も多く、どれもおいしそうです。紅茶屋さんは清潔でモダンな店構えでした。高価なOPから庶民的なダスト、ティーバッグなどを売っています。見ているとホテルダストを最高として数種類あるダストの紅茶を100g単位で買い求めて行くようです。紅茶の生産量と輸出量の統計を見ているとインドでは年々国内消費が増えてきているようですが、国内消費は相変わらずグレードの低いものに限られているようです。
テラスもあるカフェ風のお店を見つけたので、昼食をとろうと中に入ったところ、奥のエアコン付の部屋に通されました。メニューを見るとインド人が考えるおしゃれなヨーロッパ風のメニューが並んでいます。隣の若い女性たちはピザもどきとコーラか何かを注文していました。
ペーパードーシャとボンベイ風の焼き蕎麦、スイカ、パイナップル、ネスカフェを注文しました。マンゴはクリームシェイクのようなものしか無いと言われました。ドーシャは大きくてパリパリに焼いてありびっくりしました。焼きそばは細いうどん状の柔らかい麺をピーマン、たまねぎ、にんじんの繊切りと塩胡椒で薄味に炒めてあり、くどくなくておいしいものでした。ネスカフェは温めた牛乳にインスタントコーヒーを振り入れたもので、コーヒーが溶けきらずに底に沈んでいました。ガイドブックの地図を見るムンバイには市内列車が3本走っているようです。このレストランで聞いてビレパレ駅からフォートと言う街まで行ってみることにしました。始めはタクシーに乗れば簡単だと言われましたが、”何度もも騙されたので絶対に乗りたくない”と言い張るとファーストクラスに乗れば良いと教えられました。
ビレパレ駅に行ってみると切符売り場は現地語で書かれていて途方にくれていると、イタリア系アメリカ人らしき若者が”英語がちょっとしかわからない日本人観光客みたいですね。終点まで乗ってリキシャに乗れば簡単にフォートに行けますよ。電車の向きは指差す方向ですからね。”と親切に教えてくれました。切符を買って、駅の階段を上がっていくとホームが何本もありどこに行けば良いのかわかりません。モダンな格好の女の子に尋ねると自分たちも同じ線に乗るからと連れていってくれました。駅には改札がありません。ようやくファーストクラスと書かれた車両に乗り込むとドアが無く、素通しで、コンパートメントに分かれていて、となりの車両に移ることができません。そのせいか検札にも来ません。窓には格子がはまっており、天井に扇風機が回っています。各駅停車の旅が始まりました。乗客は
中産階級という感じです。鈴なりのセカンドクラスとは違い中はすいています。でも乗降口のバーにつかまっている方が涼しいせいかずっと立ちっぱなしも人もいます。出口にも改札はありませんでした。

終点のチャーチゲート駅を降りたってリキシャ乗り場を探しながら、植民地情緒豊かな建物を見まわしているうちに、フォートに着いてしまいました。
露天の本屋でコンピューター・プログラムのマニュアルを売っています。Windows200、Perl、Javaなどが売られています。紅茶を買いすぎてお小遣いが足りなくなったので、CitiBankで預金を下ろすことにしました。何と500ルピー札ででしか出てきません。お店で500ルピー札をだすと偽札かどうかチェックするし、タクシーだとおつりが無いといわれるような高額紙幣です。

ガードマンが一人いました。エアコンがきいていて蒸し暑い屋外に出ていくのがためらわれました。エンポリウムでお土産でも買うつもりでしたが日曜でお休みでした。ホテルかレストランで安全な飲み物が飲みたいと思って探しまわっていると、マクドナルドを見つけました。冷房のきいた室内席は満席でした。屋外席も掃除が行き届いていてインドとは思えません。ハンバーガーはベジタリアン用とノンベジ用に別れていて、インディアンベジーはカレーコロッケとレタスマヨネーズを挟んだもので日本人には向かない味わいでした。ビッグサイズのコーラを飲み干し、コーヒーを追加するとやはりホットミルクにネスカフェをとかしたほとんどコーヒー牛乳のような物でした。
帰りはやはりタクシーに乗りたくなかったので、壮大なヴィクトリア・テーミナルから空港に近いアンデリ駅まで行くことにしました。市内列車と長距離列車の駅が併設されていてどのホームから乗れば良いのかサッパリわかりません。切符は2等車は5ルピーなのにファーストクラスは56ルピーです。

ちなみに女性専用車両ですと25ルピーです。途中乗換えが必要とのことで列車の運転手に尋ねると乗換え駅と乗換え駅までの所要時間を教えてメモに書きとめてくれました。でも実際は乗換えは2回必要で乗換え駅が見つからず、車内やホームの人に尋ね尋ね行きました。窓に鉄格子がはまった車内は暗くて暑くて時間のかかる各駅停車の旅でした。携帯電話を持っていたり、金縁めがねか革靴を靴を履いている人に質問すると親切に教えてくれ、その人が知らなくても通りすがりの人でその駅に行く予定の人

が連れていってくれました。中産階級以上の人は本当に親切に対応してくれます。日本人だったら見てみぬふりをしがちですが、自分がどうしたいかを言えば、親切に答えてくれるので本当にありがたいことでした。アンデリ駅で線路のどちらがわの出口をでれば空港に近いかを尋ねたら、こちらの出口で降りてリキシャに乗りなさいと教えてくれ、私たちがモタモタしていると、オートリキシャを停めて行き先を告げておおよその金額も教えてくれました。
空港の土産物屋で簡単なお土産を買い、シンガポール航空の搭乗手続きの始まるのを待ちました。スーツケースを預け、手荷物をX線検査を通して、セキュリティーチェックはそれでおしまいでした。空港にはインディアン・レストランが1軒あるだけで、空きスペースばかりですることが無いので、長々と寝そべれる椅子で搭乗案内があるまで待ちました。
6月19日(月) いよいよインドを後にして、未明にシンガポールに向かう。疲れたのでただ眠いだけ。早朝、シンガポールに到着し、入国審査を受け荷物を受け取って、着替えを取り出し、出国して早期チェックインでまた荷物を預けなおして、トランジットホテルでお風呂に入って仮眠しました。2時に起きて、無料バス旅行に行くかどうか迷いましたが、タクシーで町に出て、ラッフルズ・ホテルでハイティーを楽しむことにしました。

シンガポールの町は本当に清潔でタクシー料金も明朗会計でホッとしました。ラッフルズホテルのハイ・ティーは日本人でいっぱいでした。待ち時間にアーケードでショッピングを楽しみ、アーケードのお店も日本人好みのブランド店ばかりでした。
Teffinでのハイ・ティーはウェイターのサービスは一流ですが、紅茶も食べ物もちょっと期待はずれでした。ダージリンもグレードの低いものでした。
それから、タクシーでショッピングセンターに行き、買い物をしたり、久しぶりのコーヒーを飲んだりしました。空港までの帰りのタクシーをタクシー乗り場で拾おうとしてもなかなか来ません。タクシー乗り場以外で乗ると予約料3ドル払うシステムのようです。しかたがないので、現地の人の真似をして、別の場所で強引に拾って帰りました。空港の中で軽食をとり、深夜までロビーの椅子でぼおっ〜としました。深夜日本人ばかりの飛行機に搭乗しました。日本の女性はブランド品で固めていますが、皆インドの娘さんは絶対しないような軽装です。インドの町で見かけた娘さんの方が淑女というかお嬢さまという感じでした。
6月20日(火) 朝、名古屋空港に着きました。荷物を受け取り、出口に向かうと”最近空港周辺でタクシーの悪質な客引き行為が増えています。”という張り紙を見つけ、ヤレヤレ”どこでも、雲助タクシーか”と思いました。お昼ご飯はお寿司屋さんにランチを食べに行きました。
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