愛知の麺いろいろ


日本全国自慢の麺類がありますが、安城の一丈手延べうどんもなかなかユニークなものです。1本の長さが3m程あるのですが、茹でる前に適当な長さに切って茹でます。初めて茹でた時は事前によく説明を読まなかったので、切らずに茹でてしまい、食べる時に大変苦労しました。一丈シリーズにはうどん、きしめん、そうめんがあります。味はやや塩味が強く、こしが強いのでかけざる湯付き(釜揚げ)鍋焼きうどんすき(鍋)のいずれにも向いています。見た目以外は普通の手延べうどんですが、「長くてびっくり」ということで、よその土地へのお使い物にはうけています。

その他に愛知県は「味噌煮込みうどん」、幅広で厚みが薄い「きしめん」が有名です。味噌煮込みうどんは生麺のまま赤味噌の汁で煮込むので麺がしこしこしているのが特徴で、具は鶏肉や生卵、油揚げ、ねぎ、花麩の定番に餅や天ぷらなどのオプションがメニューに載っています。最近は揚げ餅入りも流行っているようです。きしめんは薄い麺の食感を生かすためか、具はシンプルにほうれん草やかまぼこ、花かつおが定番です。ざるきしというのもありますが、釜揚げきしめんは見たことはありません。同じきしめんでも名古屋の東急ホテルの近くの「まるみや」のお持ち帰り用のきしめんは茹でると長さは普通ですが、幅が2cm近く、厚みが2.5mmほどで甲府の「ほうとう」の親分のようになり、もちもちした食感は好き好きですが、見た目は驚きです。三重県の太くてもちもちの熱々の茹で麺に甘辛い汁をからめた「伊勢うどん」とも食感は随分異なります。夏には「ころ」と言って麺を平たいどんぶりに盛り、冷たいお汁をかけた物があります。「ころ」におろし大根と海老天をのせた「海老おろし」には最近温かいものもできたようです。

愛知県内では昼時には「麺定食」といって定番のかけの麺類に「ご飯」と「香の物」か「簡単なおかず」1品がついたものがあります。この場合のうどんやきしめんは「おかず」なのか「お汁」なのか食べている人に聞いてみたい気がします。かけ蕎麦の定食には炊き込みご飯付きのものもあり、これは「お汁」感覚なのかと思っています。丼物(親子丼、天丼など)に小さい器の「すうどん」が付いたものはお汁感覚だと解ります。ラーメン屋にもご飯のついた定食があります。

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