Part5.(1998年4月作成)
1.紅茶の常識?非常識?
- 100℃で入れると言うこと
紅茶の入れ方の本には、ほとんど「100℃で入れる」と書いてあります。紅茶を始めた頃の私はこれで随分悩みました。充分暖めたポットを沸騰しているやかんまで持って行き、勢いよく注ぎ込むと、香りは良いのですが大抵は渋くなってしまいます。
最近は、デジタル温度計という良い道具が出たおかげで、簡単に解決できます。
沸騰しているやかんにデジタル温度計を入れると気圧にもよりますがほぼ100℃を指します。コンロの火を止めた瞬間に98℃以下になってしまいます。すぐに充分暖めたポットに勢いよく注ぎ込んでも、温度は95℃まで下がります。
つまり100℃で入れると言うことは、紅茶を煮出すということになるわけで当然渋いわけです。私の経験から一般的な紅茶の最適抽出温度は93℃前後と解りました。この温度でも本のとおりのお茶と水の量と時間を守った場合やや渋くなります。おそらく本の著者はさらに低い温度で入れているか、または硬水を使っていると推測されます。それとも自分で確かめていない?受け売り?
- ジャンピングについて
紅茶用語でジャンピングという言葉があります。汲み立ての空気の混入が多い水で沸騰させた直後に入れると、ポットのなかで対流が起こり、紅茶の成分がよく抽出される様を言います。
今までジャンピングについてはあえて避けていたのですが、実は否定的なのです。ジャンピングは意味が無いと思っています。
理由はジャンピングを確認するためにガラスのサーバーで入れたのでは保温性に欠ける。確認のためにポットの蓋を開けては香りも、温度も逃げてしまう。途中でティーコゼを開けても同じ。つまりジャンピングを確認することでお茶はまずくなるわけです。
大事なことはポットの中のお茶の対流が美味しくなる条件ではなく、如何に高温を維持するかであり、つまり保温性です。
Index|Part1|Part2|Part3 | Part4 |
<ホームページの表紙に戻る>
<紅茶の入れ方の目次に戻る>
<紅茶に関するご質問はyammar@aimnet.ne.jpまで>