tea time の焼き菓子
1997年11月9日ににトヨタ自動車のオールトヨタ・ビッグホリデーと言うイベントで紅茶とティータイムのお菓子のブースを出店しました。準備段階では普段余り食べない甘いお菓子を毎日食べて砂糖の汗が出てきそうな気がしたり、最後の1週間で焼き上げたので筋肉痛がでたりしました。当日はかなり反響が良く、お客さんのリピーターも何人かありました。最近は、アフタヌーンティーが流行しているので本格志向をねらったのですが、三河と言う保守的な土地柄のせいか、スコーンや
クロテッドクリーム、レモンカード(レモン味のカスタードクリームのようなもの)など一々説明しなくてはいけなかったので対応は大変でした。焼き菓子のレシピは下記の参考文献にオリジナルのアイデアを加えています。材料のうちバターと生クリームはぜひ乳脂肪100%のものを使用してください。現在の課題はジンジャーステムビスケットですが、日本産の生姜では香りが軽いのでイギリスのビスケットの薫り高さに遠く及びません。
1.スコパン(オリジナルレシピ。女性向の甘口で手抜きのスコーン)
材料: 森永ホットケーキミックス200g、無塩バター50g、卵(M)1個、生クリーム80cc
オーブン温度: 200℃
@ボールにホットケーキミックスを入れ、スケッパーでバターを刻みながら小豆粒状に切り混ぜる。
A@に解きほぐした卵と生クリームを加え、ゴムベラで切り混ぜる。
BAを10個に分け、手に小麦をつけて円筒状にして天板に載せ、200℃のオーブンでで15分焼く。
C出来上がりは甘食形に焼きあがる。あたたかいうちにクロテッドクリーム、ジャムを添えて供する。
2.ショートブレッド(北野佐久子さんのレシピによる、さくさくしたパイに近い仕上がり、スコットランドのお菓子)
材料: 無塩バター100g、グラニュー糖50g、薄力粉150g、上新粉25g、塩一つまみ
オーブン温度: 150℃
@ボールに柔らかくしたバターと砂糖を入れ泡立て器でマヨネーズ状にすり混ぜる。
A薄力粉と上新粉を合わせてふるい塩とともに、@に加えゴムベラで良く混ぜる。
BAを一かたまりにまとめ、ラップに包んで冷蔵庫で30分寝かす。
CBを四角い型に平らに伸ばして詰め、フォークで空気抜きの穴をポツポツとあける。
D150℃のオーブンで45分程色づかないように焼く。食べやすい大きさに切り分け、網にとって冷ます。
3.フラップジャック(オリジナルレシピ、パリパリしておこしのようなスコットランドのお菓子)

材料: 無塩バター100g、グラニュー糖50g、モラセスシロップ大さじ1、オートミール150g、薄力粉25g、塩少々
オーブン温度: 160℃
@小鍋にバター、砂糖、モラセスを入れ弱火にかけるて溶かす。
Aふるった薄力粉とオートミール、塩を@に加え、ゴムベラで切り混ぜる。
BAを四角い型に水で濡らしたすぷーんの背で押さえて詰め、160℃のオーブンで30分焼く。
C熱いうちに型に入れたままナイフで食べやすい大きさに切り分け、そのまま冷ます。[冷めると切り分けられなくなり、冷める前に型から出すと崩れやすい。沢山できるクラム(切りくず)は香ばしいのでアイスクリームなどにかけたり、クッキー種に混ぜ込んでも美味しい。]
4.ウェルシュケーキ(スパイスが香ばしいウェールズのお菓子、ジェーン・ベスト・クックさんのレシピによる)
材料: 薄力粉225g、ベーキングパウダー小さじ1、てんさい糖100g、無塩バター100g、カランツ(普通の干しぶどう、ドライブルーベリー、ドライクランベリーでも美味しい)100g、ミックスドスパイス小さじ1、卵M1個[ミックスドスパイスは(シナモン2:クローブ1:ナツメグ2)の割合で混ぜたもの。挽きたてなら最高。
@ボールに薄力粉とベーキングパウダー、ミックスドスパイス、砂糖をふるい入れ、冷たいバターをスケッパーで切り混ぜそぼろ状にする。
A@にときほぐした卵とカランツを加え、ゴムベラで切り混ぜラップに包んで1時間冷蔵庫で寝かす。
B3mm厚さにのして菊形に抜き、ホットプレート、石焼きグリドル、テフロン加工のフライパンで、焦がさないように弱火で焼く。網にとって冷ます。冷めると少し固くなる。
5.レモンジンジャーケーキ(オリジナルレシピのパウンドケーキ)
材料: 無塩バター150g、グラニュー糖150g、生姜のすりおろし小さじ1、レモンオイル小さじ1/2(またはレモンの皮のすりおろし1個分)、洋種のジンジャーパウダー小さじ1/2、薄力粉150g、ベーキングパウダー小さじ1
オーブン: 180℃
@ボールに柔らかくしたバター、砂糖を入れ泡立て器でマヨネーズ状にすり混ぜる。生姜のすりおろし、レモンオイル、ジンジャーパウダーを加える。
A@によくふるった薄力粉とバーキングパウダーと加えさっくり混ぜ、紙を敷いたパウンドケーキ型に入れる。
B180℃のオーブンで45分ほど焼く。焦げるようなら温度を下げて焼く。型から出し網にとって冷ます。
6.レモンカード(スコーンやショートブレッドにつけて食べる甘酸っぱいクリーム、春山みどりさんのレシピによる)
材料: 卵M3個、グラニュー糖120g、無塩バター30g、レモン汁2個分
@耐熱ボールに卵をときほぐし、砂糖を加えてとろりとするまでよく混ぜる。
A湯煎か電子レンジでバターを溶かし@に加えてよく混ぜる。更にレモン汁を加えてよく混ぜる。
BAのボールをとろ火の湯煎にかけてかき混ぜながら、透明でぽってりするまでゆるやかに熱を加えていく。
7.紅茶シロップ(ホットケーキなどにかけて食べるオリジナルレシピ)
材料: ヴィンテージディンブラBOPF、水、グラニュー糖
@小鍋に水を沸騰させ、普通の10倍以上の紅茶を入れ2分ほどコーヒー色になるまで煮立て、茶葉を漉す。
A@にグラニュー糖を飽和状態まで加えていきシロップにする。
参考文献:
「イギリスのお菓子T、U」北野佐久子著、ソニーマガジンズ、1989,1995。
「永遠の焼き菓子」暮らしの設計No.228、中央公論社、1997。
「お菓子の国から」春山みどり、日本ヴォーグ社、1991。
「小麦粉ごはん」キム・アヤン、文化出版局、1994。
「ジャムと砂糖煮」婦人の友編集部編、婦人の友社、1980。
その他大原照子さんのご著書も参考にしました。
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