--- はじめに---
我が家の2ndカー(家内の車)ミニキャブ・ブラボー4WDの車検を受けました。('99.8.31)
今回は2度目(4年目)の車検です。前記、デリカとは違う車検場(三河地区軽自専用)で受けました。
車検は恐れるに足らないものだ。とは、思っていましたが、実際に受けるとなると、やはり緊張してしまいます。
特に、フルタイム4WDと言う事が気がかりです。( 後述 )
他人の車なら緊張しないだろうに、と 勝手な事も考えました。
それでは、今回の体験を報告します。
< 車検場にて >
(1) 検査の予約
電話にて 検査時間の予約。予約は コンピューターで受付けています。
手順はデリカと同じですが、ここ三河地区では、一般車と軽自動車では車検場が異なるため、別のコンピューターへの登録が必要です。
そこで、ガイドブックに載っていた岡崎支所へ電話し、予約コンピューターの電話番号を教えてもらいました。(052-833-4343)
さっそく、余裕を見て、予定日の8日前に電話。なんと、明日(翌日)の予約OK(予約可)
ユーザー車検も かつてはブームにより増加しただけ?
それとも 車検場の能力upによる、受付け可能台数の増加のせい? 最近は 不況のせいで 新車への乗り換えが減ったとも聞くし...、
ともかく、行けば分かること、あまり悩まない様に...しよう。
( 車検場の能力UPではなく、台数減が要因の様でした )
(2)車検を受ける準備( 保険・前整備・点検 )
@ 自賠責保険
必要な証書は 自動車税納付(済)書( 本年度分の振り込みに使用した物 )と自賠責保険証です。
自賠責保険の申し込みに、JAへ行って来ました。
軽自動車(4ナンバー)の自賠責保険料は 20,300円、JAで任意保険も加入しているため、多少割引が有るように思います。
A 前日(8月30日)
*タイヤ交換
前輪の片側のみ 先日交換したばかりで ほぼ新品、
バランスを考え、左右同メーカーで 同じ減り具合である事が望ましいので、交換しました。6900円でした。
車検で そこまでチェックしていたか、どうかは疑問でしたが、この機会に、という考えでした。
*オイル交換、オイルフィルター交換
オイル交換はオートバックスで行なった。
オイル代1900円、フィルター代1100円 、オイル会員加入料 1000円 合計4000円(税別)でした。
*エンジンルーム洗浄
主にウエス(ぼろ布)での拭き取り清掃、
エンジンのヘッドカバー、車体番号プレート付近を主に、目の見える範囲を拭き取り清掃しました。
車検の際に、車体番号の確認をするため、必ず見る所ですから、印象を良くするためにも必要と思います。
*ファンベルト張り具合チェック (エンジンルーム洗浄と同時)
*ウインドウォッシャー液量、冷却水液量 チェック (エンジンルーム洗浄と同時)
*発煙筒チェック
チェックしたところ、運悪く期限切れでしたので、DIYショップ(サカキヤ)へ購入に行きました(480円(税別))。
*ホイールキャップ取外し
*洗車、ワックスがけ
洗車はコイン洗車場で、水洗2分、洗剤噴射2分、水洗2分の設定で 400円
50センチ長のパイプの先端から高圧シャワーが吹き出す様になっています。
これで、下回り、タイヤ、ホイールハウス内、ボデー外回りと洗車しました。
ワックスがけは、サカキヤへ行った時に買った液状ワックスを使用しました。
永らく艶が見られなかったボデーに、輝きを取り戻しました。
まだ、チェックシートの作成、タイヤ空気圧の調整、ウインドウォッシャーの作動状況の確認、等が残っていましたが、
これらは、明朝チェックする事とし、一応 メモし、前日の作業を終了しました。
B 当日(8月31日)
前日からの宿題(やり残し分)から
*チェックシートの作成
前回のチェックシート(整備マニュアルからのコピー)を参考に作成しました。
*タイヤ空気圧の調整
推奨空気圧は2.4kg/cm2に 4輪共に調整しようとしました。
最近購入したタイヤは、OKでしたがり3本は 0.4〜0.6kg/cm2の圧力補充が必要でした。
足踏み式のポンプで圧力補充しましたが、以外と時間が掛り、30分間程かかってしまいました。
*ウインドウォッシャーの作動状況はOKでした。
作業完了は、8時20分 そろそろ 出発しなくては...
(3)出発 ( 車検場にて )
今回は 2万円+α と認め印を持って出発。( 前回は、重量税は8,800円 と 検査料 1,400円 が必要だった。)
余分に持参したのは、もしもの手直し(光軸調整等)に備えてのため、
朝、8時40分に出発、車検場着は9時10分ごろ 到着。 到着後、建屋の前に駐車して 一息、
乗用車の車検場と同様に建屋が2棟あった。
やはり、書類手続き(納税等)と、検査申込みカウンターの建屋が別になっていた。
< 建屋(書類手続) > < 建屋(検査受付) > < 建屋(ライン) >
@提出書類の購入(本館西建屋@窓口)
まず 1番の総合窓口へ
「予約をした車検を受けたいのですが..」 と 言って 申し込むと、
「自賠責保険、自動車税は?」・・・「はい、用意して参りました」・・・「用紙はセットで1部15円です」
用紙は ”継続検査申請書” と ”自動車重量税納付書”、念のため2部購入した。
「記入して、3番、9番の窓口へ行って下さい。」 親切に教えて下さった。
A提出書類記入
車検証の内容をうつすだけで簡単。車両番号(ナンバープレート)と車体番号と自分の住所と名前と捺印
あわてずにこなせば、問題無く出来る。
デリカ(乗用車)の時にあった自動車検査シートも 軽自動車では無かった。
< 総合窓口 > < 手数料窓口 >
B検査手数料の支払い(B窓口)
1,400円を窓口で支払い、自動車検査シート にスタンプを押してもらった。
C重量税印紙購入(H窓口)
印紙申し込み用紙を渡され 記入の指示を受けた。
印紙購入は用紙に記入(8,800円1枚)の上提出、購入した印紙を 用紙に貼付、隣の建屋へ向かう。
**** ここまでくれば 7割終了 ****
この時点までの所要時間は、10〜15分
デリカ(乗用車)より 用紙も記入個所も少ないので、もっと簡単。
それでも 終了してから振り返ると、この段階で7割は終わっていた様に思われる。
D本館窓口へ
窓口カウンターの横を通り、10mほど歩いて隣の建屋(本館?)へ
< 検査受付窓口 >
継続の窓口の係官へ、先ほど作成した書類2部と、自賠責保険書(現・新2部)、車検証、
自動車税納税書、作成してきチェックシートを まとめて提出すると、
検査ラインで使用するチェックシート(印字機に使用)を渡され、記入の上、隣の窓口へ提出する様に指示を受けた。
記入事項は、車体番号、予約番号、住所、名前、電話番号 程度
書き上げ、前期書類を添えて、隣の窓口へ提出
「車検は始めてですか?」
「いいえ、乗用車で受けた事があります。」
「解らない事があったら、担当の係官に聞いて下さい。」
以上で、書類の手続きが完了した。
**** ここまでくれば8割終了 ****
書類の手続きが終われば、8割終了。これは、デリカ(乗用車)の時の経験から、
車検合格のための質的パーセントからすると、軽自動車でも同じ、否、9割終了かもしれない。
但し、フルタイム4WDを除いては、
と言うのは、ここの検査ラインはフルタイム4WDに自動的に
対応出来る様になっておらず、手動でローダーを履かせて対応する必要があったからです。
前回は、初回と言う事も有って半ば問診でパスしたが、今回は、そうはいかないだろう。
そう思うと、あと2割ではなく、まだ2割のような、精神的負担を感じました。
時計を見ると、まだ 9時半、到着してから まだ約20分しかたっていない。
検査場の休憩の時間を計算に入れても、9時45分ごろにラインへ行けばいいだろう。と考え、
下見に出かける事にした。
(4)いよいよ検査ラインへ ( 車検場にて )
下見に歩いて検査ラインへ向かう。建屋の裏へ 西側から回り込む通路が設けられている。
通路は2コース、東側の検査ラインの建屋まであった。
検査ラインは空いていた。
フルタイム4WDは1コースへ と書かれた貼り紙が入口近くにあった。
とうとう、このラインも自動対応出来るようになったのか、と安心仕掛かったが、
入口の注意の貼り紙には パートタイムは 2WDで対応する様に指示され、
その下に、フルタイム4WDは、係官に連絡する様に、指示書きされている。
しばらく、見学していたが、来たのは 軽トラック1台のみ
デリカ(乗用車)で 行われていた 前検査が行われていない事と、
1工程、2工程の自動チェック装置は、乗用車と操作が同じである事。
9時40分になったので、車へもどった。
@ 1工程(速度、ブレーキテスト)
いよいよ ラインだ!
1コース入口手前で 車を停めると、係官へ連絡するため、ライン中へ
「フルタイム4WDをお願いします。」
3人の係官全員が、集まって来てくれた。
やはり、ハンド/ローダーを用いて 検査を行なうようだ。
まな板の上の鯉の気分、自分に言い聞かせた。・・・ あわてるな、なんとかなる。
コースを白線に沿って真っ直ぐに進める。
1工程の手前で、前輪は測定ローダーに、後輪はハンドローダーに載せる様に指示された。ゆっくり、前進、セット完了。
少し左にハンドルをきる様に指示された後、ゆっくり加速、40km /hで ボタンをおす。
その後、表示燈の指示に従って行動する ブレーキテスト
次に、前輪をハンドローダーに、後輪を測定ローダーに載せる様に指示を受ける。
前回車検同様、前輪がなかなか載らず、苦労したがなんとかセット、表示燈の指示に従って ブレーキテストを受ける。
表示燈(盤)に全て○印がそろった。これで 1工程 完了。
そのまま、真っ直ぐに 次の工程に進む様に指示を受けた。次の工程へ進む。
ところで、今、思い返してみると 大変な事に気が着いた。
検査シートに刻印していなかった。本当は刻印が必要ではなかったのか?
前後輪共測定といった特例であるし、検査官全員立会いの下でOKとなったのだから、よかったのか?
< ライン内 >
A 2工程(光軸、排ガスチェック)
今度は車を下車してチェックする番、ランプをハイビームにして点灯し、下車して排ガスセンサーを排気口へセット
しばらくすると、表示燈(盤)に全て○印がそろったので、検査シートを印字機にセット。
印字されると、次の工程へ進む。
B 3工程(下回り、ハザード、エンジン、他、チェック)
デリカ(乗用車)車検時の前検査と3工程下回り検査が一度にこの工程で行なわれる様子。
乗用車ラインとの違いは、ピットが無く、ジャッキ(クレーン)で車を持ち上げて行なう点。
デリカ(乗用車)の前検査と同種の前検査の後、乗ったまま車は持上げられた。
「ハンドルを細かく切って」 の指示。
指示どおり動かそうとすると、 ハンドルはロックしてしまった。
ラインに入った時依頼、気が動揺し舞い上がってしまっていたのだろう。
エンジンを切ってしまっていた。慌てて、ONにすると、ハンドルをきる。
下からOKの返事。
しばらくして、車は降ろされた。どうやら、終わったようだ。
「車を前へ」 の指示を受け、前へ進める。バックミラーを見ると、1台が1工程に入ってきていた。
1工程分前進。詰め所窓口に、全ての書類を揃えて提出する。(ライン側窓口へ)
しばらくすると、書類が、進行方向の窓口から出された。
C これで完了
詰め所 進行方向窓口から出された書類を取ってくる。
まず、フロントガラスに貼付する シールが見えた。 車検完了だ!!
車検証をみると、有効期間の満了する日欄に H13.同上.同上 の 印字が追加されている。
本当に、終了したのだ。
時計を見ると、10時前だ。 緊張した15分間であった。
とりあえず、車を 建屋前の駐車スペースへ移動させる。
完了 !!
< 駐車場 >
(5)あとがき
今回の車検を受けるにあたって役立ったのは経験でなく体験。別記の体験記が役立ちました。
経験は、精神的な 安心を与える物であっても、1度や、2度の経験では、実践で役立つかは?
この貧しい経験を バックアップする物として、別記の体験記が多いに役立ちました。(手前味噌ですが..)
とは言え、フルタイム4WDへの心配は多大で、1工程での検査シートの印字の件を忘れていた事等、思い返すと、
やはり、ライン上では、緊張していて冷静さを欠いていた事、舞い上がっていた事が想像されます。
結果、なんとかフルタイム4WDの車検を完了し、難しく考えるな!と言っている本人ですら、このような有様。
車検への誤解は、簡単なものでは無い。世間一般では、尚更ではないか?
やはり、普段、問題なく走れている車が、車検に合格しないはずは無い。
車検は不具合がなければ、合格して当然。これが真実である事を体験し再認識させられました。
自分でも疑っていたのですから、強く言いにくいのですが、これだけは言えます。
「 もし、不安で諦め掛けている方がおられるのなら、言ってあげて下さい。
( 文献、手記を参考に )必要な物をそろえ、準備をして、ダメモトのつもりで挑戦してみて下さい。
きっと、車検に合格出来ます。そして、誤解していた事を 強く残念に思うでしょう。」
おわり
トップへ