< 表紙へ戻る >
"体験記"活用の車検体験記

*** "体験記"活用の車検体験記 ***

     はじめに、
   '99年11月29日(月)に 又、車検を受けて来ました。
   今回受けたのは、小型自家用貨物車(4ナンバー車)のデリカです。残念ながら、カメラを忘れてしまい写真が有りません。
 
     タイトルに記しました様に、前回の体験記を参考に 車検を受けるケースを想定し、
   見落としていた点  変更のあった点  追加した点をフォローし
   ユーザー車検を実行される方の参考にして頂ければと、このコンテンツは まとめました。
     ( 追記的になる様、項目は前回の体験記に合わせました ( 前回体験記 )でジャンプ )

(1)検査の予約   ( 前回体験記 )
   前回体験記の予約番号へ、余裕を持って10日前に電話をいれた。
    ( 今回は、押釦の早過ぎには十分注意しました。)
  前回は1週間前だったが予約出来なかった月曜の朝一番をゲットできた。
    ( 朝1番は 8:50〜10:15、2番は 14:15〜15:30 )
   車検証を手元に置いて電話していたので事無きを得たが、
  予め、プレートナンバーの下4桁、自分の電話番号の下4桁は 質問を受けるので、メモしておいた方が万全と思われた。


(2)車検を受ける準備   ( 前回体験記 )
     前回同様、JAへ自賠責保険の払い込みを行なった。( 15,350円)
   更に、カーショップ(オートバックス)にて、オイル&フィルター交換を行なった。
                   (3千円:廃油の処理まで計算に入れるとカー用品ショップでの交換が得)
     前日には 午前中 コイン洗車場へ 今回は、既に3台ばかり先客がいましたが、洗浄機に空きがあったので、
   400円 支払って洗車を行なった。洗車設定には、洗剤が途中で噴射される物など数種類の種別が有りましたが、
   今回は水洗のみ4分間のコースを選択、そして 下回りから噴射を始めた。
   下回り、ホイールハウス内を念入りに洗浄後、約半分の時間が残ったので、今度はボデー全体の洗浄を行なった。
     残り時間で外まわりの洗車は完了した。家へ戻るとボデー全体のワックスがけを行なった。
   使用したワックスは、液状タイプのワックスを使用しました。流石に1年ぶりのワックスがけ、半日を要した。
     最近読んだ本(愛車の維持費が3割安くなる本/国沢光宏)では、
   固形タイプは日ごろからよくワックスがけを行なっている人向き、
   半練りタイプは1ヶ月に1度ぐらいのペースでワックスがけをする人向きらしい。
   ( 半練りタイプは少しコンパウンドが含まれていて水垢が落とす効果が強い。)

     その他の車検準備として、下記チェックを行なった。
   ( エンジンルーム内 )
      @バッテリー液量( 目視点検 )
      A冷却水液量( 目視点検 )
      Bベルトチェック( 手押し張り具合チェック )
      Cエンジン回り洗浄( ウエス(ぼろ布)で汚れの拭き取り )
   ( 外回り )
      @タイヤ・エア圧調整
      Aブレーキ・ウインカーランプチェック
      Bウインドウォシャー吹き出し状態確認
   ( その他 )
      @発煙筒使用期限チェック( 残り9ヶ月となっていたので、別に準備 )
      Aウオッシャー液補充
      前回は、光軸チェックも行なっていましたが、
    よくよく考えて見ると先検査、後整備が認められる様になった車検制度 そのメリットを生かさない手は無いと思い
    今回はチェックせずに、不合格となれば、車検場の前に有るテスター屋へ飛び込めば、と考えた。
      又、ブレーキパッドの厚さも 一応は目視点検したものの、
    経験からして10万Km程度はもつ( 前車パジェロも10万キロで交換 )、
    現在の1万8000Km程度だったら十分なはず、これも必要なら後整備すれば良いと割り切って考えた。

    但し、今回の反省から 当日は下記の持ち物チェックが必要である事を痛感した。( 後記 ) 
       印鑑、お金、自動車税納税証、車検証、

(3)書類作成   ( 前回体験記 )
    今回は別館へ先に入った。
   昨年と受付の様子は同じだけれど、窓口番号が変っている。
   N番の位置にK番がある。K番の掲示板に“登録用紙・申請印紙”と書かれていた。
   取りあえず、まずK番窓口へ。車種を尋ねられ、車検証の提示を求められた後、
   1,400円の印紙が貼付された検査票他4枚セットの申請用紙が渡された。費用は1,455円だった。
     前回同様、車検証を見ながら記入。
   書式は ほとんど変更は無い。ただ変更が見られたのは、“点検整備記録簿”に押印欄が無くなった事であった。
   従って、押印箇所は1箇所のみとなっていた。
     次はN“重量税印紙・収入印紙”の窓口へ  
   近くの記入机に置かれていた用紙に 13,200円、1枚と記入提出、住所氏名の記入も要求された様に記憶しているが、完了。

   いよいよ、書類は揃った。(7割完了のつもりで)本館へ向かった。

   本館G番窓口付近の書類積み重ね順表示(下記)を見て気づいた。   
   あっ しまった!! 自動車税納付証を 忘れてしまった。
   昨年に続いて、出戻りか? 前回も出戻りを経験したけれど、それは、検査ラインまで行ってから、
   今回は、そこに辿り着く前に、出戻りか? 油断、自分のいいかげんさを怨んだ。

     今から取りに返ったのでは、1時間近く掛かってしまう。予約時間を超過してしまう事になる。
   白状して予約時間の変更を御願いしよう。と思い、積み重ねた書類を掲示しながら、
   「 すいません、自動車税の納税証明を 家に忘れてしまいました。」と、白状した。
   捨てる神あらば、拾う神有り とは この事か、
   「それなら、隣の建屋の税務窓口、Q番窓口で再発行してもらえるから、揃えて提出して、」と、教えてくださった。
   家を出る時、今日の運勢(星占い)は 最善だと聞いた、当っている様な気がした。
    早速、別館のQ番窓口へ行った。
   指示された通りにQ番窓口で申請用紙をもらい、記入の上提出、納税証明書を発行してもらった。費用は無料だった。
    再度 本館G番窓口へ、書類を指示された積み重ね順に並べ提出した。
   
   G番窓口への書類積み重ね順は
      1)自動車検査票(継続)← 印紙を貼付したもの
      2)自動車検査証
      3)継続検査申請書
      4)自動車重量税納付書(検査自動車)← 印紙を貼付したもの
      5)自動車税納税証明書
      6)自賠責共済証明書(新)
      7)自賠責共済証明書(現)
      8)点検整備記録簿

     自動車検査票(ラインで打刻を行なう)は機械読み込みのため鉛筆書きが適当と思い書いたのだが、
   ペン書き修正を受けたので、質問してみた
    「機械読み込みで、ペン書きでも読めるのですか?」
   返答は 鉛筆書きは継続検査申請書のみ、他はペン書きでOKとの事。   
       
     これで8割完了、あとはライン検査のみ! 只今 午前 9:33

(4)いよいよ検査ライン   ( 前回体験記 ) 
     車を2番ライン入口へ、( 1コースは3台、2コースは1台待ちだった )
    @前検査
     20才位の若い検査員だった。チェック概要は前回通り、ただ今回は運転席下のタイヤをさかんに調査している。
    「どうかしましたか?」確認したところ
    「エンジンの型式番号(エンジンの打刻)が解らない。」との事。
    ホイルハウスを通してエンジンを見ようとしていたようだった。
     勿論、エンジンの載せ換えはしていないので、問題は無いはず。
    結局、「3工程の下回り点検時に確認する様に依頼しておきます。」となった。

    前検査が終わり、ライン内へ車を進めた。
 
    Aライン1( ブレーキ,速度チェック )
    前輪、後輪のブレーキチェック要領は前年同様であった。
    ところが、速度チェックの際に更に前進して前のローラーに載せる事が必要である事を前回の体験記では書き漏らしていた。
    表示盤に○が揃ったので、印字機に検査票をセット、次工程へ車を進めた。

    Bライン2( 光軸,排ガスチェック )
    前年と全く同じ手法で、検査に臨んだ。
    光軸,排ガス共に○、今度はスムーズに完了と思いきや、印字機が光軸のところに打印してくれない。
    不審に思い前方を見ると、光軸センサーが出ているではないか!
    観念して、再度やりなおし、表示盤に○が揃ったので、今度こそと思い印字機に検査票をセット
    やっぱり、NG。検査員を呼び、事情を説明すると、試験装置横のボックスに入ると確認、押印してくれた。
    ようやく次工程へ車を進める事が出来た。

    Cライン3( 下回り検査 )
      今回も下の様子が覗えるテレビモニターはOFFだった。
    エンジンを切るように指示の表示が点滅していたので、所定の位置に前輪を合わせるとエンジンをきった。
    エンジン型式番号は見つけられただろうか?と思っていると、
    「 ハンドル・・・ 」の声、ハンドルのガタのチェックらしい。反射的にハンドルを持ってしまった。
    次に、「ブレーキを踏んで 」との声、ペダルを踏む。止めて良しとの合図が無いので踏み続けた。
    いつまで踏んでいれば良いのだろう。と思いながら、回りの表記に目を向けると、
      先ほどのエンジン停止の点滅表示があった下に、
    ハンドルから手を放してとの表記が有った事に気が付いた。
    又、体調不良時は連絡下さい。との表記も見つかった。
    数回目の私でも これだけ緊張しているのだから、気分が悪くなる人もいるのだろう。と思った。
      「 いいですよ 」と 下から声がした。さっそく打印して ライン外へ車を進める。
    総合窓口前に車を止め、時計を見た。 午前 9:56 だった。ライン検査に23分間要した事になる。

    D書類を揃えて窓口へ提出すると、確認押印後、「 F番窓口へ 」と 書類一式を返してくれた。
    建屋に入ってから出るまで、わずか2、3分 スムーズに進めた。車を本館近くまで動かした。
   
(5)完了 
      本館F番窓口に、書類を提出する。( 自動車税納税証明書、自賠責共済証明書、点検整備記録簿 を除いて )
    車検証と共に、フロントガラスに貼り付ける 赤色シールが渡された。
    これで、完了。

トップへ                                                    

< 表紙へ戻る >